映画に行くたびに予告が流れていた新解釈・三國志。
福田ワールド。
夏の「今日から俺は」も面白かったし、こういういろいろと制限のある年末年始にはうってつけの娯楽映画かと。
三國志は有名な題材だが、私自身は小説も漫画もゲームも関わったことがない。
主要な登場人物な名前を知るくらい。
そして映画自体も特にストーリーは感じなかった。
メッセージ性も別になく、ただただおもしろく笑った。
映画というよりバラエティ番組に近いのかも。
たださすがは福田組。
俳優の顔ぶれが凄い。
小栗旬、山田孝之、ムロツヨシ、佐藤次郎、賀来賢人、橋本環奈、矢本悠馬、城田優、磯村隼人といった常連俳優に加え、大泉洋、岩田剛典、岡田健史、渡辺直美、西田敏行、山本美月、橋本さとし、高橋努・・・少し出てくるだけの役でも顔と名前が一致する俳優さんばかり。
気分は年末の歌番組を見ている感じ。
有名どころが次から次へと出てくる。
実力派俳優、人気俳優が真剣にふざけ尽くすのを見るのが福田組の楽しみ方。
コント的要素が強いとはいえ、さすがは映画。
しかも興行収入が期待できる監督の作品。
ロケーションや衣装は豪華。
三国志時代の衣装を美男美女が着ているのは見ごたえがある。
城田優のアクションシーンもまた見事。
個人的には岩田剛典の趙雲が面白かった。
飄々としたナルシスト。
限りないマイペースさと色気があるんだけど何だかちぐはぐな仕草は魅力的。
あとは、孫権演じる岡田健史もかわいらしかった。
愛嬌のあるおバカさんというか幼児っぽくて。
賀来賢人と山本美月の夫婦コンビも楽しかったし、諸葛孔明を操る橋本環奈もドはまりしてた。
結局は俳優ありきの映画かな。
また映画館にまで観に行こうとかディスクを買おうとは思わないけど、テレビ放送されたらまた観る感じです。