つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

恋ツミ~大河っていったい~

試行錯誤を繰り返し続けているつれづれです。

 

でもやっぱり感想は語りたいので、

人物の言葉について語っていこうかなと。

作品を未見の方にとっては

意味の分からないものになるかもしれませんが、

ちょっと試みとしてやってみようかと思います。

 

最初は、途中で中断してしまった

「この恋はツミなのか!?」の早苗ちゃんの言葉から。

 

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 出典:「この恋はツミなのか!?」公式Twitter

 

*****ネタばれあります***** 

「ちょっと前まで

 多恵ちゃんのことが苦手だったんだ」

引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」

  

想い人多恵の大切なキーホルダーを

雨の中を探し回った大河。

キーホルダーは見つかったけど、

大河は熱を出して寝込んでしまう。

そこにお見舞いに来たのが早苗だった。

 

早苗は多恵のことが大好きで、

ガードの緩い多恵のことを心配していて、

自分が多恵を守らないといけないとも

思っているアネゴ肌の女性。

 

大河のことは「変態メガネ」と呼んで、

毒舌と冗談ばかり。

 

そんな早苗が放った一言がこの言葉。

 

確かに、同じ将棋の世界で戦っていて、

多恵はスター棋士

実力と人気を兼ね備えている存在。

少し伸び悩んでいる早苗にとっては、

その存在は気になるし、

それ故に妬み嫉みを感じてしまうことも

あるだろう。

 

他人のことは気にしないようにみえる

早苗でもそう感じてしまうんだね。

 

でもあるとき”将棋に助けられたから”と

将棋の面白さを伝えるために、

苦手な話し方の勉強をしている

多恵の姿を知り多恵への見方が変わったと。

 

スター棋士で自分とは少し違う存在と

感じていた多恵が実は自分と同じだと。

 

ただ将棋が好きなだけの女の子。

 

心から好きなものが同じ人って

安心できるよね。

価値観が同じだと、信頼できる気がする。

 

早苗ちゃん、

こんなことを話したのは

大河が初めてなんじゃないかな。

 

どうみても他人に素直に自分の気持ちを

話せるタイプじゃないもん。

 

大河って一体なんなんだろうね。

 

多恵ちゃんにしても、

早苗ちゃんにしても、

年下の大河にポロッと弱いところを

見せてしまう。

 

そんな頼りがいのある男には

見えないんだけど。

 

そして早苗が顔を大河に近づけ、

目をじっと見つめて伝えた言葉がこれ。

 

「多恵ちゃんのことよろしく頼むな」

引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」

  

そのあと思いっきり大河を叩いちゃうわ、

そのまま帰っちゃうわなんだけど、

その姿を見送る大河のほほえみは

柔らかい。

 

大河くん、気づいていますか。

 

多恵ちゃんといるときのあなたは

多恵ちゃんがあまりに好きすぎて

少し崩壊気味だし暴走しがち。

 

でも早苗ちゃんといるときのあなたは

すごく自然体なの。

 

ロボットでもないし、

遠慮なく話もできる。

たぶん早苗といる方が楽だと思うよ。

 

でも運命の人は多恵なんだよね。

 

なんだか早苗が切なく見えてきたよ。

 

大河に心を許していることは確か。

多恵の試合結果を伝えるだけなら

電話でもよかった。

でも熱を出していることも心配だったし、

大河の喜ぶ顔も見たかったんじゃないかな。

 

本人も気づいてないし、

絶対全力で否定するとは思うけど…

 

大切な多恵ちゃんのことを、

気になっている大河に託すって

…じゃあ、早苗ちゃんに寄り添ってくれるのは誰?

 

一人でも平気って強がるタイプにしか

見えないけど、

実は寂しがりな早苗ちゃんが心配です。