引き続き、「この恋はツミなのか!?」の大河くんの言葉を。
*****ネタばれあります*****
#1
「でもタイトルなんて獲ったら、
もっと遠い存在になっちゃうだろうな」
引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」
大河の心の声です。
お友だちの距離はばっちりだけど、
なかなかその距離が縮められない大河。
そう心の中で呟く大河の表情が
めちゃくちゃ透明で吸い込まれます。
多恵ちゃんのことが
純粋に好きでたまらないんだろうなと。
多恵は雑誌でも特集されるほどの有名スター棋士。
タイトルを獲ることが多恵の夢だって
わかっているから応援したい気持ちも
本物だけど、なんだか寂しい。
タイトルを獲ろうが獲るまいが、
多恵自身には変わりはないんだけどね。
自分に自信が持てない大河にとっては
大きな差なのかも。
ちょっとジェンダー感じるわ。
やっぱり男性としては
女性が上の立場だと嫌?
っていうのでもないんだろうな。
タイトルを獲った多恵ちゃんは、
別世界の人間になってしまうように
感じるのかな。
でもそんな気持ちを多恵ちゃんの前では
押し殺して微笑むのが大河です。
多恵のためなら、絵馬も一番高いところに
つけるために肩車までしちゃいます。
この多恵ちゃんも天然というかなんというか
…普通友だちレベルの男子に
肩車はしてもらわないって。
無意識にあざとい多恵さま降臨です。
そりゃ、顔を太ももで挟まれたら
大河くんも正気ではいられんわ。
#2
「ずっと駒田さんを大事にしてきたん
ですよね。
だったら、
これ以上彼女を悲しませることを
しないでください」
引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」
多恵の家に忍び込んでいたのは
多恵の子供の頃からの先輩でもあり、
大河の上司でもある結城主任だった
ことを知った大河。
大河は誰にもそのことは言わずに、
結城主任に直談判。
その時の言葉がこれです。
他人には興味も持たず、
プライドも高い大河が、
誰かにひざまずくなんて
本人も想像だにしなかっただろうね。
結城主任を警察に通報すれば
多恵の身は守れる。
でもそれが多恵のためになるかというと
違うって判断したんだよね。
ただただ多恵を悲しませたくなくて。
そして多恵を守りたくて。
考えぬいた結果が結城主任への
直談判だったんだ。
#3
「じゃあ、多恵さんが
僕と付き合ってくれませんか?」
引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」
とうとう言ったー!!って瞬間です。
でも多恵の驚く顔を見た瞬間に
冗談ですと言っちゃうのも大河らしい。
これ、東京ラブストーリーの
カンチもやったよね。
勢いでもなんでも気持ち伝えたんだから、
そのまま突っ走ればいいのに、
突っ走れないのが大河くん。
まだ自分に自信が持てないんだろうな。
多恵本人にも、
将来の目標も経済力もないって
愚痴ちゃってるし。
せっかく多恵ちゃんが
フォローしてくれたんだから乗っからないと。
多恵ちゃんはちゃんと
大河のことを理解してくれてるよ。
だってこの言葉ですもの。
「小日向さんは不器用かもしれないけど、
優しくて一生懸命で、
そういう人を好きな人は
いっぱいいますよ。」
引用:MBS/TBS「この恋はツミなのか!?」
この言葉に勇気をもらって
せっかく想いを口にできたのに、
なんてもったいなーい。
まぁ、どう聞いても
自分以外の第三者目線だから、
多恵ちゃんにその気がないのは
わかるんだけどね。
次に生かそう。