つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

ルムロン/デメキン~亜樹人と正樹のギャップ萌え。それを繋ぐのが蘭~

huluで映画「ルームロンダリング」の

配信が終わってしまうと思って観てたら、

コンビニのお客さんに笠松将さんが

いることを思い出した。

 

*****ネタばれあります*****

ルムロンのこのコンビニシーン好き。

 

「コンビニだって客商売だろ。

 商品の場所覚えて

 手際よく出すのも仕事だろ。」

「はい…すみません。

 ありがとうございました。」

引用:映画「ルームロンダリング

 

デメキンじゃあ敵対する

チームの頭の二人なのに、

亜樹人があまりにも正樹と違いすぎて。

 

ある意味ギャップ萌え。

 

全然名言でも何でもないです。

きっとコンビニではよくある風景。

なぜか店員さんを上から見る

お客さんっていますよね。

 

謝ってその場を収めて仕事する

亜樹人くん、よくがんばってます。

 

生活のためのバイトで、そんなに

やりがいを感じているわけでもなく、

モヤモヤを抱えている姿。

 

普通の人。

 

でもやらないといけないから

ちゃんとやる。

 

そういう普通の姿を見てると、

みんな一緒だよねと

なんだか落ち着きます。

 

といいつつ、

やっぱりこの二人なら

映画「デメキン」でしたね。

  

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出典:映画「デメキン」公式Twitter

 

デメキンのこの二人のシーンは

めっちゃかっこいい。

二人というか、正樹がかっこいい。

 

「能書き聞いとる体力はないったい」

引用:映画「デメキン

  

自分たちよりはるかに多い数の敵を

相手にして、ボロボロの正樹。

もう限界だって晒している台詞だけど、

すごい余裕を感じる。

 

笠松将演じる蘭は

手下をうまく使う頭脳派。

悪く言えば口だけのタイプって

正樹は見切ったのかな。

 

そして蘭の屈折した感情も見切ってる。

 

正樹はもちろん喧嘩も強いけれど、

総長になれたのはそれだけじゃない。

 

貢とのタイマンのとき

 

「俺はお前と殴り合いたくないって。

 お前も大八くんも失いたくないんよ。

 だけん、このとおりや。

 頼む。」

引用:映画「デメキン

  

喧嘩でぐんぐん勢力を伸ばしている

人間に突然

“失いたくない”って

頭下げられたら、心にぐっとくるでしょ。

“こいつとなら”って思うよね。

 

正樹は相手の懐に入るのが本当にうまい。

しかも計算じゃなくて、

それを心でやってしまう。

 

仲間は上っ面だけで近づいてくるもの

という蘭と格闘しながらもこう叫ぶ。

 

「仲間欲しかったらな

 …欲しかったらな

 …知るか、あほ!おらぁ!!」

引用:映画「デメキン

  

これだけ仲間に囲まれているのに、

仲間の作り方は知らないんだって。

 

仲間は作るものじゃなくて、

なるものってことかな。

それを聞いた仲間たちも

”知らんってなんやぁ”

って笑ってるし。

 

マニュアルみたいなものはなくて、

真剣に向き合っていれば

自然となれるってことなのか。

 

綺麗ごとの理想論な気もするけれど…。

 

現実には人間にはいろんな人がいて、

全ての人と仲良くなんてできない。

 

正樹にも合わない人は

山ほどいるだろうけど、

ひとまず受け入れるんだよね。

 

「今度、一緒にラーメン食いに行くや?」

引用:映画「デメキン

  

蘭の寂しさや弱さも

きちんとわかってのこの言葉。

優しい言葉だなって思います。

 

このときの言葉の掛け方が好きです

 

勝者の顔でもなく、ただ普通に。

何事もなかったように。

そっと微笑む。

 

“これからは仲間だよ”って伝える言葉。

 

正樹って厚成ほどに

“仲間”を熱くは語らないけど、

本当に人を大切にしているなって。

 

純粋なんだな。

だから血みどろの姿になっても、

決してその透明感は失われない。

 

そこを語り出すと終わらないから、

また次にしよう。