つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

できしな~たちばな!~

スマホの壁紙を一定の時間ごとに

切り替わるように設定しているのですが、

突然待ち受けに現れたのが桜井くん。

子ザルちゃんです。

 

ドラマ「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

通称“できしな”

 

放送時に観ていたはずなのに、

全くセンサーに引っかかっていなかった。

きっとハマるならアラサー男子という

変なフィルターにやられたんだろうな。

 

人間、頭が堅いと損をします。

固定観念は捨てて、

いろんなものに目を向ける

好奇心と柔軟性を大切にしたいな。

 

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*****ネタばれあります*****

「たちばな!たちばな!」

引用:「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

  

高校生の自習時間。

教室を抜け出して遊びに行く桜井。

 

一度は廊下まで出ていたのに、

何かを考えるようなそぶりのあと、

教室に引き返した。

 

みやびを誘うために。

 

一人のためにわざわざ戻るってさ。

もう彼女のことが気になってますって

宣言してるようなものじゃん。

 

このときの仕草がもうかわいくて。

子ザルにしか見えないのは私だけでしょうか。

 

できしなって、出演時間は短いし、

それほど台詞も多くないのですが、

とにかく名前を呼ぶんです。

 

“たちばな”

“桜井くん”

って。

 

きっと多くの人の印象に残ってるのは、

文化祭準備のとき。

 

2階で作業しているみやびちゃんを

下から呼ぶシーン。

 

しかも最初の声は気づいてもらえなくて…

でもやっぱり気づいてほしくて…

 

「たちばな!」

引用:「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

桜井くんの姿は高校生日誌にて。

 

ジュースを渡すために、

下からわざわざ呼ぶんだよ。

しかもみやびにだけ。

 

はぁ…どうみても特別じゃないですか。

 

そして受け取ってくれた笑顔を見た後の、

桜井くんの表情。

うつむいて鼻をすする姿。

 

好きだって気持ちと、

伝えられない切なさとであふれてる。

 

一切言葉がないのに、

それをわからせる表現力。

すごいですね。

 

他に好きな人がいるって誤解しているから、

想いを伝えられない。

相手を困らせたくないし、

この関係を崩したくない。

 

わかるよ。

こんな純粋な恋は高校生にしかできない。

 

でも見ている方はもどかしくて、

たまらなくて。

 

どの回にもいつも切なそうに

みやびを目で追いかける桜井の姿か、

桜井を必死で見つめるみやびの姿がある。

 

卒業のとき、去っていくみやびに

「たちばな!」

って言えたなら。

 

きっと二人の未来は

違ったものになったんだろうな。

 

 

おまけですが、文化祭のときの

 

「乗る?」

引用:「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

二人乗りの姿は高校生日誌にて

  

も大好物です。

 

文化祭真っ最中の運動場。

みんなの大注目を浴びる場所。

気になっていない子と二人乗りはしません。

好きじゃない人の腰に手は回しません。

 

そしてみやびもちゃんと名前を呼ぶのです。

 

「桜井くん、ありがと」

引用:「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

  

って。

 

このときのみやびの背中をみつめる

桜井くんの表情も切ないですよね。

 

名前を呼ぶってとても素敵なこと。

 

その人に振り向いてほしくて、

自分のことを見てほしくて。

 

そして名前を呼ばれることも素敵なこと。

 

誰かが自分を求めてくれている。

自分の存在を認めてくれている。

 

姓はその人のルーツを示す大切なもの。

名は祈りを込めた親からの最初の贈り物。

 

名言語りではないですが、

子ザルの桜井くんの顔を見ながら、

つれづれてみました。