ちょっと久しぶりになってしまった、
健太郎作品語り。
やっぱりここはいっちゃんかな。
なんだかんだいっても、
なぜか直、一星、桜井ラインに
帰ってきてしまう。
ずっと刹那系男子と言ってましたが、
“刹那”ってちょっと快楽的な言葉かな?
と思い始めたので、
“見守り系男子”にすることにしました。
出典:ドラマ「Good Morning Call」公式Twitter
*****ネタばれあります*****
グッモニはドラマ自体が長いだけあって、
いっちゃんの心の移り変わりも丁寧に
描かれています。
菜緒って最初は割られた
高級丼の弁償のかわりに雇った
ただの高校生バイトだったはず。
そこから妹のような存在になり、
気になる女の子へと。
菜緒に彼女の振りをしてもらって
一緒に行った遊園地のシーンが好き。
上原のことが気になって、
どうにも気乗りしない菜緒に
言った一言ですらドキドキしてしまう。
「悪かったよ。付き合わせて。
でもこれで最後だから。
今日一日だけ、
俺の彼女になってくれよ。」
引用:ドラマ「Good Morning Call」
この言葉だけを抽出すると、
なんだか実際のシーンとは
全然意味が違うように聞こえる。
すごく好きでたまらない女の子がいるけど、
想いは受け入れてもらえなくて、
最後の思い出に一日だけ
彼女になってほしいってお願いしている
スーパー片思い男子みたい。
他の女性に諦めてもらうために、
彼女の振りをしてほしいって
お願いしているだけなのにね。
言葉ってやっぱり凄いな。
そして怖いな。
同じ言葉でも捉え方によって
意味が全然変わってくる。
でもここで、
“彼女の振り”って言わないで、
“彼女”って言うところに、
一星の無意識を感じてしまうのは
深読みしすぎでしょうか。
偽装デートのはずなのに、
とことん優しいし。
手を掴んで無理やり絶叫系に乗せたくせに
「絶叫系苦手か?」
とか聞くって
…天然人たらし。
スケートしているときも
自然と触れ合ってるし、
どこからどうみても
いちゃいちゃカップルにしかみえない。
これでお互い恋愛感情はないって
言われてもねぇ。
仲のいい兄妹だったらありなのかしら。
これを陰から見せつけられてる
上原が気の毒になってくる。
スーパー天然の菜緒だし、上原一筋だから、
これは絶対浮気じゃないんだけど、
じゃあ浮気って一体どこからなのか。
その基準って
人によってかなり違ってきそう。
健太郎ANN0でもその話題が出たけど、
結論は出なかったようなおぼえが。
結局は付き合っている相手が
どう思うかなのかな。
一星は上原にちゃんと謝ってた。
上原に嫌な思いををさせるって
自覚はあったんだ。
そして平気だという
上原の態度にいらついた。
「なんで平気なんだよ。
俺が言うことじゃないけど、
お前があんま平気な顔すると
逆にあいつが不安がると思ってさ。」
引用:ドラマ「Good Morning Call」
ということは、やっぱり
嫉妬心は気持ちの深さのバロメーター?
嫉妬する方が愛情は深いのかしら。
束縛されてもしんどいし、
平気な顔されてもまた寂しい。
恋愛ってほんとに奥が深いわ。
でもとにかく一星が菜緒のことを
大切に想っていることはよくわかる。
菜緒を大切にしてほしい。
不安にさせないでやってほしいって。
そして、この感情は
身内に対するようなものだって
自分でも思い込んでる。
決して恋愛感情じゃないって。
でも上原と二人で帰っていく菜緒の姿に
モヤっとした一星。
やっぱり嫉妬心なんだ。
“相手を自分だけのものにしたい”
って感じたときが恋の始まり。
菜緒には上原がいる。
菜緒と自分は仕事仲間。
自分はラーメン一筋。
強いて言えばラーメンが恋人。
自分に言い聞かせるように
ゆかりに答える一星。
茶化して笑おうとするけど、
なぜかうまく笑えない。
「自分のことは見て見ぬふりか…」
引用:ドラマ「Good Morning Call」
ゆかりから投げかけれた言葉が
一星の胸に突き刺さった。
でも一星の中にある
もうひとつの感情もきっと真実。
“今のままでいい”
菜緒を傷つけることだけはしたくない。
困らせたくもない。
菜緒が笑っていてくれさえいればそれでいい。
やっぱりいっちゃんは切ない系男子。