つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら~汐見夏衛先生ティーチイン~

”あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら”

の原作者の汐見夏衛先生の

ティーチインに伺ってきました。

 

健太郎くんはいないけど

原作もとても好きなので

先生のお話を聞きたくて

名古屋までのプチ遠征です。

 

 

まずは

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」

の本編上映から。

 

何がびっくりしたって

めちゃくちゃ静かでした。

ちょっとジュースを飲みたくても

物音ひとつ立てたらダメじゃないかと

思うくらいの静けさ。

 

映画あの花は大好きで

何回も行っていますが

大ヒット映画だけに

いつもお客さまがいっぱい。

 

それは良いことだとは思うのですが

その中にはスマホを光らせたり

物音を立てたりする方も。。

 

いろんな見方はあるので

仕方ないかもなのですが

せっかくの心に沁み入る映画なので

もう少し空いてきたら

レイトショーとかの

静かな環境で観たいと思っていました。

 

今日はもちろんほぼ満席状態。

 

でもほんとに静かだったんです!

これだけの人がいるのに

その静けさが不思議なくらい。

 

本当に作品を愛している方々が

集まっているんだなぁと思いました。

 

もちろん作品本編は

何回観ても

やっぱり泣けます。

 

その感動も冷めやらない中

汐見先生が登壇されました。

 

司会は配給元の松竹の広報の方。

神戸の舞台挨拶でもこの方だったと

思うのですが、お話が上手!

 

話の拾い方も広げ方も

プロの司会の方と遜色ないと思います。

 

ティーチインの内容は

いつものごとく記憶のみの内容なので

ニュアンスで。。

 

今日の時点で

映画の興行収入は36億

原作本は117万部の売り上げとのこと。

大ヒットですよね。

 

Q:

最後の夜の百合の丘から

シーンが変わるまでの無言の間が

少し長すぎるように感じていて

何か話していると思うのですが

この間に二人が何か話をしているとしたら

先生はどういう台詞を当てますか?

 

A:

最初から難しい質問ですねー。

元の脚本ではもう少しいろいろな台詞が

あったそうなのですが、

監督と役者二人の間で

ここは無言でという結論になったようです。

でもきっと”ありがとう”と

伝えていたと思います。

この後突然、お皿の割れる音に

毎回ビクッとしてしまいます。

 

 

 

確かに少し不自然な間ですよね。

ここは観客に

ゆだねられているんだろうなって

思っていました。

 

彰の覚悟や思いがわかっていても

”一緒に逃げよう”と伝える百合と

心の底では

きっとそういう未来を望んでいる

彰の切なさに

言葉はいらないというのは

わかる気がします。

 

お皿の割れる音で

場面が切り替わる…

大好きです。

 

 

Q:

原作には彰の最期の姿も描かれて、

そのシーンが大好きなのですが、

映画では映像にはしにくかったのか

描かれていませんでしたよね。

原作にはあったけれど映画にはなくて

でもできれば映画に入れてほしかった

というシーンはありますか?

 

A:

映画は好きですが詳しいわけではなく

どのシーンが映像にすると

良いというのはわからないので

映像のことは

プロの方にお任せしたほうが

良いと思っています。

 

どのシーン。。。どうだろー。

実は彰の最期のシーンは

無料の携帯小説のときには

なかったんです。

 

でも書籍化するにあたって

お金を出して

買ってくださる方のために

書き足したのが

彰の最期だったんです。

 

 

 

単行本に入っている

2年後の鶴さんと千代ちゃんのお話も

単行本を買った方への

感謝の気持ちなのでしょうか。

 

あーー、このあたりの先生の答えが

うまくまとめられません。。

でも私も原作の彰の最期が

すごく好きなので

この質問は「来たー!」

って感じでした。

 

映画の終わり方は美しかったけれど

彰そのものが語られる最期も

彰らしくて映像として

観たかったなとも思っていたので。

 

司会の方が

「原作者の方も

 いろいろいらっしゃるのですが

 汐見先生は

 ”すべてお任せします”

 と言ってくださいました。」

と。

 

この汐見先生の姿勢って凄いなと。

 

作家さんにとって自分の作品は

わが子みたいなものだと思っていて

 

”映画化するにあたっては

 映画制作を本職とする方々を

 全面的に信頼してお任せします”

 

って

なかなかできないと思うんですよね。

 

この先生の

映画制作者さんたちへの

信頼感があってこそ

こんな素晴らしい映画に

なったのではないかと

感じました。

 

 

Q:

なぜ百合の花だったのですか?

 

A:

その時代にあった名前とかを

調べたりしました。

偶然にも祖母の名前も”百合”だったので。

 

 

 

このあたりもちゃんと書けない。。

 

このあたりから

石丸さんの質問がないなと

思い始め

手を挙げようかと迷い始めて

ちょっと気もそぞろ。。

なんてもったいないことを

してしまったのかと。

 

どの話の流れだったのか

混乱しているのですが、

福山雅治さんのお話も。

 

(先生)

対談のときは緊張しすぎて

ほとんど覚えてないくらいです。

会いたいと言っていただけたことが

うれしかったです。

 

でも途中すごく喉が乾燥して

咳が止まらなくなってしまったのですが

「いいのど飴ありますよ」

と言ってくださいました。

「もったいなさすぎていただけません」

とお断りしてしまったのですが。。

 

今LIVE映画やっていて

私も観に行ったのですが

すごく良いのでぜひ

みなさんも観てください!

 

(司会さん)

観に行ってくださったんですね。

「想望」の初披露のライブです。

弊社が配給していますので

ぜひともよろしくお願いします!

 

(先生)

年末のライブにもご招待いただいて

伺ったのですが

本当に観客の方すべてに気を回されていて

すごいなと思いました。

 

 

 

福山さんのお話については

深い話もあったのですが

きっとこのあたりは公式さんが

ちゃんと伝えてくれそうなので割愛します。

ニュアンスで語っていいことでは

ないように思うので。

 

 

Q:

生まれ変わったらということが作中でも

よく語られていますが

もし今の世界に

彰と百合が生まれ変わったら

どんな出会いになると思いますか?

 

A:

彰はきっと生まれ変わっても

まずは周囲のことを考える男の子だろうし

百合はそんなことは考えず

心のままに本音で語っていると思います。

ずっと二人一緒に過ごせればいいと

思います。

 

 

 

この質問が出たとき

”この方は原作とか

  続編は読んでないのかな?”

と思ったのですが

先生がそんなことはおくびにも出さず

明るく茶目っ気たっぷりに

回答されているのも素敵でした。

 

結局最後まで

石丸についての質問は出ず。。

そして私も手を挙げることはできず。。

 

もし手を挙げることができて

当ててもらっていたら

聞きたかったこと。

 

「石丸さんと千代ちゃんのカップルが

 大好きなのですが

 原作ではあまり描かれていなくて

 先生が語る

    石丸さんと千代ちゃんの姿も

 感じてみたいです。

 スピンオフとかの構想は

    ありますでしょうか?」

 

帰ってきてから手を挙げれなかったことを

激しく後悔中。

なんだか毎回こんなことをしている気がします。

 

”やらずに後悔するならやって後悔せよ”

がモットーなのに

健活に関してはまだまだです。

 

でも汐見先生にサインもいただいて

直接お話もできたので大満足には

変わりなく。

 

 

そしてちゃっかり名古屋めしも堪能♪

 

 

ますます汐見先生もあの花も

大好きになった週末でした。