実は刹那系男子なのに、
それほどヒューチャーされないのが
ドラマ「パパ活」の実くん。
私も「パパ活」っていうワードと、
クレジット順もそれほど高くないのも
あって、かなり後回しになってました。
でも実くんいいんです!
めちゃくちゃいいんです!!
「俺じゃダメ?」の上級編を行く男子です。
*****ネタばれあります*****
実くんは大学教授とパパ活している
大学生杏里のバイト先で働く料理人。
イケメン料理人で会話も楽しい
イマドキ男子。
もちろんモテるから
彼女はとっかえひっかえ。
それでいて女の子のことを
上から見ているかと思うと、
そうでもなくて。
口は悪いけど、
実は優しいツンデレくんなのです。
そんな実がパパ活している
杏里にかける一言。
「らしくねぇな。
おまえらしくねぇだろ。
いくら行くとこないからって
…そういう軽い感じ?
抜け出せなくなるんじゃねぇの?
そんな楽な暮らし」
引用:ドラマ「パパ活」
ちゃんと相手のこと見てるよね。
地に足もついている。
一見チャラく見えるけど、
お給料は料理器具や食材に費やして、
一流の料理人を目指す芯のある男なのです。
そのあと、
生活費はもらってないって聞いて、
”要求しろよ!”って説教するところは
現実主義者でもあるけど。
グッモニのいっちゃんみたいに、
最初は完全な脇役キャラだったのに、
だんだんと主要キャラに化けていく人。
教授との恋愛に悩む杏里に
そっと寄り添う。
でもちゃんと自分の気持ちも伝えている。
その告白の仕方も、
恋愛に慣れている感じもあって
お洒落なのです。
行く場所を失った杏里を泊める実。
実の部屋に二人きりの深夜。
でも手は出さない。
”もっと女に冷たいヤツだと思ってた”
という杏里に伝える言葉。
「冷たいさ。どうでもいい女には。
お前ってほんと鈍感だよな。」
引用:ドラマ「パパ活」
ほんと恋愛上級者。
”お前は特別だ”って
さらりと伝えてしまうわけですよ。
そして別に見返りを求めるわけでもない。
外見も中身もイイ男。
なんで刹那系男子になってしまうのか、
よくわからない。
そして極めつけは、
教授との恋愛に行き詰まる杏里への
この一言。
「やめとけよ。
俺の料理だって負けてないって。
俺もあの人に負けてないって。」
引用:ドラマ「パパ活」
これは”俺じゃダメ?”の上級編と認定したい。
”ダメ?”って聞くのは、
判断を相手にゆだねているけど、
”負けてないって”っていうのは
勝負に出てるよね。
”俺じゃダメ?”って聞くのは
相手のことを想っての
優しい言葉だから大好きだけど、
ちょっと強引な
”俺も負けてないって”にも
かなり心臓えぐられました。
しかも杏里が厳しい状況に
飛び込もうとしているのを
わかっていての救いの言葉。
手を差し伸べたんだよね。
杏里は素直に
その手を掴むだけでいいのに。
でもこのときの杏里ちゃんの言葉も
女としては好きなのです。
長くなりそうなので、次に続けます。