つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

静かなるドントークショー第2部〜3盃目〜

映画「静かなるドン」トークショー

30分のトークショーだったのに、

感想文が終わりません。

 

どれだけ密度濃いねん!

質問タイムとかない分、

みっちり登壇者の方々の話が聞けてよかった。

 

私は観客参加型よりこちらの方が好きです。

 

そして続きをつづらせていただきます。

1部が健太郎くん褒められまくり会。

2部では小西くんも褒められて

 

「監督も褒められたいですか?」

の質問に

「どちらかというと欲しいかな。。」

と監督。

 

もちろん健太郎くん大爆笑。

でもそのあとは真面目モードに入って、

 

「監督って、普通は少し離れた場所で

 モニター見てるんですよ。

 そして指示は現場にいる助監督に出して、

 役者は助監督からそれを聞く

 ということが多くて。

 そうすると助監督さんも

 言葉を選んだりすることもあるから、

 うまく伝わらないこともあるんです。

 そういうときは僕から監督の方に

 行ったりもするんですけど。。」

 

わからないって感じると

監督に直接聞きに行っちゃう

健太郎くんがらしくていいなぁ。

 

「でも、山口監督は

 現場にダーーーーっと走ってきて、

 直接指示を出してくれるんです。

 そこがすごくやりやすかったです。

 そしていいシーンが撮れたら

 スキップで帰っていくんです。」

 

真面目に語っていたけど、

やっぱり最後にはちゃんとオチあり。

健太郎くんには関西の血が流れております。

 

その話を聞いた後、監督が

「言われるまで気づいてなかったけど、

 いいシーンが撮れたら

 スキップしてるって言われたら、

 今スキップしなきゃダメなのかなって

 考え始めちゃって。。」

 

健太郎くん

「スキップしなかったら、

 そのシーンは

 イマイチだったってことでww」

 

監督をいじっちゃうところにも、

二人の関係の良さを感じますね。

そしてまた監督の雰囲気に

スキップが似合ってしまう。

 

そして突然司会のかおるさんから

あるシーンのダメ出しが。

 

「私が秋野さんなら

 ああいうふるまいはしないな」と。

 

会場の方にも挙手を求めると、

結構な手が。

 

そこは健太郎くんは

ちょっと納得してなさそうに、

そのシーンの真意を

説明をしていたのですが、

かおるさんも譲らない感じ。

 

そこで監督の一言。

「そこは俺が女心を

 わかってなかったということで。」

 

うまい!

ちょっとこの雰囲気を

どうまとめるのかとドキドキしたけど、

その一言で空気変わった感じがします。

 

監督も健太郎くんも自信を持って

世に送り出している作品だから、

いろんな想いが詰まっていますよね。

 

なのにそう返せる監督の機転が素敵でした。

 

そして小西くんの話へと。

小西くんは

”それが俳優”と呼ばれていたとのこと。

 

その由来は、

朝から何時間も待機時間があって

「そ、それが。。」

の一言だけ言って帰る日があったからと。

 

その「それが」の言い方が

もう絶品すぎて

ついた名前が”それが俳優”

 

健太郎くんに

「”それが”を言ってみてください」

のフリには、

もちろん健太郎くんはちょけた感じの

「それが?」って。

 

全然うまく伝えることができないけど、

ふざけた大根役者っぽい感じ。

 

もちろんそのあとの

小西くんは迫真の演技で

「そ。。。それが」

でした。

 

監督も健太郎くんも大絶賛。

 

まぁ、いじってる感もありましたが、

小西くんが現場で

どれだけいい芝居をしていたかを

お二人とも伝えたいんだなぁと。

 

後編公開前日の

トークショーだったので、

後編のことは話せないけれども、

小西くんは本当に素晴らしかったと、

何度も語っていました。

 

そしてできれば

前編と後編の間はあけずに、

一気に観てほしいと。

 

「どこかでやってないのかなー。」

との健太郎くんの言葉に

 

”神戸は明日から前後編

 一気に上映してくれるよー”

 

と心の中で呟いていました。

 

そしてあっという間に終わりの時間が。。

 

3人ともとにかく後編が

さらにパワーアップして面白いので

楽しんでくださいとのご挨拶。

 

今回ありがたいことに

前方のお席だったのですが、

みなさんの目線はほとんど後ろの方へと。

私の頭の上を通り過ぎていきました。

 

最後のお手振りも会場全体を見ながらで、

会場にいる人全員を

楽しませようとしている感じが

伝わってきて、ほっこり気分。

 

あっという間の30分でした。

そして大満足の夢のような時間でした。

 

現場でメモを取れる器用さはなく、

ただ記憶を掘り起こしているだけなので、

あくまでもニュアンスと

感想文ということで。

実際と違っているところも

いろいろとあるとは思うのですが、

雰囲気が伝わればなぁと思っています。