つれづれなるままに~じゃないけどかたりたい

映画やドラマについての思いを語ります。伊藤健太郎くん多めです。

東ラブ~どこにも行かないって約束してよ~

ここは聖域だからと

なかなか踏み入れられなかった作品。

 

前のつれづれは

健太郎くんが出ているところだけを

チョイスしての語りだったので、

主演作品は避けていたけれど、

台詞語りとなるとやっぱりこの作品も

語りたくなってしまいます。

ドラマ「Tokyo Love Story」。

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出典:「東京ラブストーリー公式Twitter」

*****ネタばれあります*****

「どんだけ心配したと思ってるんだよ。

 俺、サントミさんとの会食、

 飛ばして来たんだよ。」

 「カンチ、それはもはや恋だね。」

引用:「Tokyo Love Story」

  

リカが怪我をして入院したと聞いて、

駆け付けた病院での言葉です。

 

自分の無神経な言葉が

リカを傷つけたことに

やっと気づいた鈍感カンチくん。

病院に駆けつけて

やっと謝る機会をもらえました。

 

リカは本当に傷ついたと思うんだけど、

ちゃんと謝るカンチを冗談のように

許してあげるところが本当に優しい。

大人だよね。

 

普通の女子なら、

どれだけ傷ついたかってことを

切々と訴えるし、責めるわ。

 

それを笑顔で茶化せるリカは素敵。

 

無視していたのに、

駆け付けてきてくれた

カンチの態度がうれしかったのかな。

 

カンチの仕事の状況は把握しているから、

カンチが仕事よりも

自分の心配をしてくれたことはわかってる。

 

そのリカの笑顔に甘えて、

思わず仕事を飛ばして来たって

文句を言っちゃうカンチもまたかわいい。

わざわざ言わずともリカはわかってるって。

 

リカの手のひらで転がされてます。

 

そして部長に嫉妬する

カンチの目の表情が大好きです。

 

「和賀部長がいるくせに」

「さっき帰ったじゃん」

 

「…帰る」

引用:「Tokyo Love Story」

 

拗ねるカンチです。

嫉妬する時点で、もう恋してるんだって。

 

そして去るときの笑顔も、

病室を出てからの廊下での微笑も全部好き。

 

表情だけですべてを語ってしまう。

 

完全に恋に堕ちているのに、

なんで認めないんだろうね。

 

リカと逢えなくなって

やっと気づくなんてね。

 

ここで逢えない時間を作ったのは、

やっぱりリカの作戦かしら?

 

でもリカって

そこまでしたたかではない

とも思うんですよね。

 

サトミの前での

カンチの態度に怒ったことは事実。

二人の夜のことを

なかったことにしてもいいとも思った。

 

でも旅に出たのはきっとたまたま。

仕事が落ち着いたし、

そうなると旅に出るのはいつものこと。

 

自分の心のままに生きるのがリカ。

他人には振り回されない。

 

リカが旅に出たときと

カンチがリカに会いたいと思ったときが

たまたま一緒だっただけ。

 

そしてその逢えない時間で

カンチが自分の気持ちに気付いたんだから、

それは運命ですね。

 

”リカに会いたい”

 

ちゃんと伝えられてよかった。

 

リカは真っすぐな気持ちを

受け止められる人だから。

 

リカに好きだと言えたカンチ。

 

「もう急にいなくなるの

 やめてもらっていいですか」

「それはわかんない」

「どこにも行かないって約束してよ」

「約束は嫌い」

「じゃあ、離さない」

引用:「Tokyo Love Story」

 

もうこのときのカンチの表情

たまらないですよね。

 

この言葉のやりとりは

すごく幸せなシーンなのに、

なんだか切ない。

 

リカは自由な女性。

カンチは普通の男性。

 

”離さない”って言葉は真実だし、

その言葉をリカは心から喜んでいる。

 

決して束縛なんかじゃなくて、

ただ”好きだから一緒にいたい”って

気持ちだってことをわかっているから。

 

それでもずっと一緒に生きていくのは

難しい二人だろうなって思ってしまう。

 

3話で完結させて、

ハッピーエンドでもよかったのに。

 

でもそれじゃあ、

伝説のドラマ「東京ラブストーリー

にはならないんだ。